マウスピース矯正

2026.02.18

マウスピース矯正中の痛み・違和感はどれくらい?原因と対策を歯科医師が解説

マウスピース矯正中の痛み・違和感はどれくらい?原因と対策を歯科医師が解説

「マウスピース矯正って、痛くないって聞いたけど本当?」

「仕事や学校に支障が出るほど痛かったらどうしよう…」

マウスピース矯正を検討している方の多くが、痛みや違和感について不安を感じています。

実際、「痛みがほとんどない」というイメージだけで治療を始めてしまい、想像と違って戸惑うケースも少なくありません。

この記事では、

マウスピース矯正中に感じやすい痛み・違和感の正体と、

つらいときの具体的な対策・ケア方法を、歯科医師の立場からわかりやすく解説します。

マウスピース矯正は本当に痛くない?

結論から言うと、

マウスピース矯正でも痛みや違和感は「あります」

ただし、ワイヤー矯正と比べると、

  • 痛みが出る期間が短い
  • 強い痛みになるケースが少ない

と感じる方が多いのが特徴です。

これは、マウスピース矯正が

一度に大きく歯を動かすのではなく、少しずつ段階的に動かす設計になっているためです。

どんなときに痛み・違和感が出やすい?

マウスピース交換直後

もっとも多いのが、新しいマウスピースに交換した直後です。

  • 歯が動き始める圧力
  • 歯が引っ張られるような感覚

を感じることがあります。

多くの場合、1〜3日程度で落ち着くことがほとんどです。

歯を噛みしめたときの違和感

食事の際に、

  • 噛むと少し響く
  • 奥歯に違和感がある

と感じる方もいます。

これは歯が動いている証拠でもあり、異常ではないケースが大半です。

マウスピースの縁が当たる違和感

装着初期や交換直後に、

  • 歯ぐきに当たる感じ
  • 口の中が少し擦れる感覚

が出ることもあります。

多くは数日で慣れますが、我慢せず歯科医院に相談することが大切です。

ワイヤー矯正との痛みの違い

ワイヤー矯正では、

  • 強い締め付け感
  • ワイヤーや装置による口内炎

が起こることがあります。

一方、マウスピース矯正は装置が滑らかで、

口腔内を傷つけにくい構造のため、口内炎のリスクは比較的低いとされています。

痛みが出たときの対策・ケア方法

①無理に外さず、装着時間を守る

「痛いから外しておこう」と思いがちですが、

装着時間が不足すると、次に装着したときに余計に痛みが出ることがあります。

基本は、1日20時間以上の装着を継続することが重要です。

②柔らかい食事を選ぶ

痛みが出やすい数日は、

  • おかゆ
  • スープ
  • 柔らかい麺類

など、歯に負担の少ない食事を選ぶと楽になります。

③必要に応じて痛み止めを使用する

どうしてもつらい場合は、市販の鎮痛薬を使用することもあります。

ただし、頻繁に痛みが続く場合は自己判断せず、歯科医師に相談してください。

④違和感が強い場合は調整を相談する

マウスピースの縁が当たる、強い圧迫感が続く場合は、

微調整や装置の確認が必要なこともあります

我慢せず、早めに相談することがトラブル防止につながります。

痛みが「異常かもしれない」サイン

次のような場合は、早めに歯科医院へ連絡しましょう。

  • 強い痛みが1週間以上続く
  • 歯ぐきが大きく腫れる
  • マウスピースが明らかに合っていない

「矯正だから仕方ない」と放置しないことが大切です。

天神西通りアロハ歯科での矯正サポート

天神西通りアロハ歯科小児・マウスピース矯正歯科クリニックでは、

マウスピース矯正中の痛みや不安を最小限に抑えるためのサポートを重視しています。

  • 治療計画の丁寧な説明
  • 違和感が出やすい時期の事前共有
  • 必要に応じた微調整

を行い、安心して治療を続けられる環境づくりを心がけています。

まとめ|痛みを正しく知れば、矯正は怖くない

マウスピース矯正中の痛みや違和感は、「歯が動いているサイン」であることがほとんどです。

正しい知識と適切なケアを行えば、

必要以上に不安を感じることなく治療を続けることができます。

不安がある方は、まずは専門的な矯正相談を受けてみてください。

歯学博士・矯正認定医 大多和 奈央子

この記事の監修|歯学博士・矯正認定医
大多和 奈央子(医療法人ハレクラニ )

資格
  • 歯学博士(甲)
  • 公益社団法人 日本矯正歯科学会 認定医
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